<サンゴ>和歌山・白浜沖に 、「しららサンゴ群集」と命名(毎日新聞)

 ダイバーが楽しめるサンゴを調査しているNPO法人「紀州灘環境保全の会」(和歌山市、中家勝之理事長)が、和歌山県白浜町の白良浜から約100メートルの海域で、長さ140メートル、幅15〜70メートルに及ぶ5500平方メートルのサンゴ群集を確認した。同会は「県内では田辺市の沖ノ島と四双島に続いて、3番目に北にある群集」として、「しららサンゴ群集」と名付けた。【山本芳博】

 同会はダイバーが楽しめるサンゴ群集を「海底面積の半分以上をサンゴで占め、ダイバーが1時間ほど見て回れる広さ」と定義。沖ノ島には県内最北の「ニシザキサンゴ」があり面積7ヘクタール、その約3キロ南には「四双島サンゴ」があり面積2ヘクタール。3月18日に四双島とその周辺のオニヒトデ食害広域調査をしていた際、約1・5キロ南東の白良浜沖にサンゴ群集を確認した。

 中家理事長は和歌山大経済学部のスポーツマネジメント研究会の学外研究員をしており、6月29日の「和歌山のサンゴ」という講義で、「しららサンゴ群集」を学生に紹介する。7月3日には学生を連れて、シュノーケリングを利用した環境教育の授業も計画している。

 中家理事長ら同会の6人は5月15日、講義資料を準備するため、「しららサンゴ群集」を調査。水深2〜10メートルの海域でメジャーを使って長さや幅を測った。サンゴは水深3〜7メートルに多く、エンタク、ニホン、クシハダのミドリイシ系が中心だった。周囲にはニザダイ、チョウチョウウオ、ブダイ、イセエビ、ニセカンランハギ、アブラヤッコなど多様な生物がいたが、オニヒトデはいなかった。

 中家理事長は「このサンゴ群集の存在を地元の漁師らは知っていたが、調査はされず、ほとんどのダイバーは知らなかった。今後は体系的に詳しく調べたい」と話している。

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